日本を離れて20年以上。
マレーシア在住の私Moppeppe3(もっぺっぺさん)が、
マレーシア・アメリカ合衆国・UAE(アラブ首長国連邦)に住んで経験したこと、
日本に住んでいる皆さんにはあまり知られていないことを面白おかしく、
でも時には真面目にお伝えしていきたいと思います。

東マレーシア

こんにちは!

常夏の国、マレーシアからMoppeppe3です!

しばらく事情でブログの更新できませんでした。

また新しい気持ちで書いていきますので、
引き続きよろしくお願いいたします。

以前、東マレーシアのサバ州、コタキナバルの話をしました。


今回は、そのサバ州のあるボルネオ島の
西側に浮かぶ90㎢ほどの小さな島、
ラブアン島について。


Malaysia Map Labuan

ラブアン島の位置ってこんなところです。


クアラルンプールから直行便で3時間弱

 

福岡―札幌より遠いです。

マレーシア航空とエアーアジアが飛んでいます。

 

その他、サバ州、コタキナバルからは
飛行機で
30分ほど。

こちらは現在マレーシア航空のみが飛んでいます。


それからコタキナバルからバスで

ムヌンブックまで行き、
カーフェリーまたはジェッティーと呼ばれる
小船を乗り継いでくる方法。

そして、石油の国ブルナイとの間に
こちらもジェッティー
(小船)のサービスが

あります。 

 



この島は実のところ
あまり知られていません。


マレーシア人でも知らない人がいるくらい
なんですよ。

 

一応、国の連邦直轄領であり、
マレーシアには
13の州がありますが、
どの州にも属しません。

 


あと、
いわゆるタックスヘイブンです。
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右奥の高い建物がLabuan Finacial Park Complex(ビル群)
いくつかの外資系銀行などもここにあります


外資系の銀行もありますし、
特にマレーシアにおける外資系企業を顧客に持つ
支店が集中しています。


そして、輸入品も免税になっているものが多く、
例えば外国製の車も関税がかかりません。



住民は結構贅沢な車に乗っています。


化粧品や外国製のお菓子やチョコレート、
お酒の税金もなし。

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ラブアンでよく見かけるDuty Free、免税店
このお店も地元で長く愛されている免税店の一つです。(写真提供:SkyPark)

本格ビール350㎖は100円くらいから。

 

ちなみに、ラブアン以外のマレーシアでは、
ビールひと缶は
250円くらいから。

いかに酒税が高いのがわかります。

税率半端ないですね。

もともとイスラムの国ですから。

飲み屋さんも西マレーシアに比べると
たくさんあります。

 


それから、シーフードが新鮮でおいしいです。

料理法も本当にバラエティーに富んでいます。

 

海に面した、色のいいところに陣取った
レストランがたくさんあります。

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予約なしでは入れない、街はずれのかに料理専門のお店


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かに料理専門店内の座席からの景色は見事



世界中の石油・天然ガス関連の会社が集まっていて、
いろんな国籍のフィールドエンジニアたちが
カバーオール(つなぎ)を着て
食べに来る光景がよく見られます。

 

 

 

実はこのラブアン島、
二女が生まれたところなんです。

 

私は、この島の景色がとても気に入ってます。


 

DSC_1149
真っ青の南シナ海に停泊中の船 

 



DSC_1261
ピースパーク(平和公園)から望む南シナ海

特に海の景色は最高です。

 



ラブアン島は面積が90㎢と小さく、
車で一周するなら
1時間弱で回れるくらいです。

 

ただ、絶景スポットが多々ありますので、
次回以降、いくつかご紹介したいと思います。

 

マレーシアと言えば、
賑やかなクアラルンプールやペナンのようなところも
よく知られていて魅力的ですが、

 

以前紹介した、自然豊かなサバ州や
このラブアン島のような素敵なところも
たくさんあります。

 


私はのんびりしたところが好きなので、
ラブアンはとても気に入っています。

DSC_1157
 ラブアンの中心街近く


日本の人にはまだまだ知られていないラブアン、
ぜひお勧めしたいと思います。

 

東南アジアの旅行なら、このラブアン島も
ぜひ含めて考えてくださいね。

 

次回はラブアン島の様子をもう少し詳しく
お伝えしたいと思います。


今回も読んで下さり、ありがとうございます!

 


こんにちは!
マレーシアからMoppeppe3です!

 

日本は季節がどんどん
変わっていっているんでしょうね。

こんな感じで秋真っ只中でしょうか?

japan(autumn in Aso)-Image by Kohji Asakawa from Pixabay
japan-Image by Kohji Asakawa from Pixabay


日本の秋を最後に経験したのは、
201811月、私の母がちょっとした
医療行為を受けるために
数日入院するということで
一時帰国したときでした。

 

イチョウの葉が黄色に、楓の葉が赤に。

私の故郷熊本の町中、どこに行っても、
街路樹の美しさに見とれて
写真を撮りまくりました。

 

カナダやアメリカの秋の景色を
見たこともありますが、
日本の秋の景色が最高だと思っています。

 

マレーシアは知っての通り、常夏。



秋はありません。


もちろん、春も冬もありません。


年中夏。

常夏のマレーシア、コタキナバルの空
 
常夏のマレーシア、コタキナバルの青い空と緑



一応季節として、雨季と乾季があります。

でも、最近はあまりはっきりとしていない
感じがします。


以前は、
9月くらいから年明けて1月末か
2月初旬の春節直前くらいまでと
言われていましたが、
今は年中雨が降っている感じがします。



今も雷がゴロゴロ。


落雷は怖いですよ。


家中の電化製品が落雷で壊れることも
珍しくありません。


雷が光ったら電化製品はコンセントから抜きます。


特にPCやインターネットのモデム、
Wifiのルーターがやられたら大変!

 




マレーシアでは現在、
私たちも屋根のある家に住んでいます。


でも昔の人たちは、日本でもそうですが、
マレーシアでも簡素な茅葺の家に
住んでいたんですよね。


サバ州原住民の伝統的家屋
サバ州原住民の伝統的家屋


こういう家の中で雨風、
そして雷を凌いでいたんですね。

 

 

サバ州のコタキナバルに、
原住民たちの伝統的な生活様式や
文化を見せてくれるところがあります。

 


行ってきました!



 


Mari Mari Cultural Vilage


「マリマリ カルチュラルビレッジ」





“Mari”はマレー語で「来る」という動詞。

“mari mari“というと
「おいでおいで!」となります。



覚えやすいでしょ?

 

サバ州にはわかっているだけで30数種の
民族が存在します。

 

大きなシェアを占めているのが、


1.カダザン・ドスン

2.ムルット

3.バジャウ

 

と呼ばれる人たち。

 


一番シェアの多いカダザン・ドスン。
厳密には「カダザン」と「ドスン」と
2つの民族を指します。

カダザンドスンの民族衣装を着た女性
タパイというお酒を準備する、カダザンドスンの民族衣装を着た女性



この民族は、主な産業は農業で、
サバ州産のお米はこの人たちが
作っていると言ってもいいでしょう。

黒地に金色や銀色の縁取りの
カダザン・ドスンの民族衣装は
マレーシアではとても人気です。

その民族衣装を着て、
お祭りで「スマザウ」というダンスが
よく披露されます。

 



次に多いのが狩猟民族である、
ムルットと呼ばれる人たち。


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ムルット族の女性と男性



元々、敵とみなすと、文字通りの
ヘッドハンティングを行っていた民族。

斬首した頭を家に飾って
力を誇示していたと言われています。


もちろん、今はそんなことしませんよ。


でも、実際にこの民族博物館にいた
ムルットの人たちの体は、
本当に鍛え上げられていた感じでした。

 



うちの夫のぷよぷよお腹と
見比べてしまいました・・・・・(泣)

 



その次に多いのが、バジャウと呼ばれる人たち。

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クエジャラを揚げるバジャウ族の女性


この人たちも主に農業をしていますが、
漁業にも携わっています。

 

サバ州の西と東の海岸沿いの町に住んでいて、
ダイビングがお手の物なのだそうです。

 


現実として、マレーシアの人口はおよそ3200万人。

さらにもっと多くの民族が存在しますが、
今でも、ジャングルの中や

人がなかなか踏み込めないような所に住んで、
自分たちの伝統生活や文化を守り続けている
人たちも実際存在するのだそうです。

 


中央政府も、出生、住民登録などを推進し、
子供たちの教育や生活の向上の補助や援助を
図ろうとしていますが、
それらを拒否する人たちも実際存在します。


サバ州の様々な民族
 
サバ州の様々な民族 



全てを近代的にしてしまうのが良いのか、
自分たちの文化を守るのが良いのか、
判断は難しいですね。


ただ、私個人としては、
そっとしておくのが良いのではないかと。

 

幸せの形はひとそれぞれ違うのでは
ないでしょうかね。

こんにちは!

今日は若干涼しいマレーシアから
Moppeppe3です!

 

前回同様、今回もコタキナバルとサバ州。

 

この地はマレーシアの中でも、
私の最も好きな場所の一つです。

 

今回は、サバ州にある、東南アジアで
最も標高の高いと言われる
キナバル山周辺について。

 

dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay
dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay

マレーシアは熱帯雨林に囲まれています。

 

なので、当然暑いですよね。

 

でも高い山があると当然涼しいところも
あります。

7月に行ったコタキナバルでも、
このキナバル山の延長にある高地があります。


もちろん、行ってきましたよ。

 


政府直轄地のラブアン島から

コタキナバルに移り住んで2年という
中華系マレーシア人の友人に連れられて
行ったのが、
ココルヒル【Bukit Kokol】と呼ばれる丘の上の
Kokol Haven Resort


正直、ちょっとお高いです。

でも、
宿泊客でなくとも、十分楽しめます。

 

宿泊しなければ、
一人
10リンギット(約250円)払って
中に入れます。

 


きれいに手入れされた庭を歩いたり、

花や景色の写真を撮ったり。

 


あいにくの天気ではあったのですが、
雨雲から垣間見る庭からの南シナ海と

コタキナバルの町の景色は、最高でした。

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Bukit Kokolから見下ろすコタキナバルの町


そして、その入場料には飲み物が

含まれています。


中のレストラン兼コーヒーショップで
注文します。

 

雨に降られて、そして風に吹かれて、
冷め切った体に温かいラテコーヒーは
最高でした。

 

天気が良ければまた違ったコタキナバルの
町の顔が見られたのかもしれませんが、

雨でも十分楽しめました。
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庭は濃霧に覆われていました

次は宿泊客として再度行きたいくらいです。



また、ウェディングもできますよ。

海外挙式を希望される方、
お勧めです!

 


 

そして、キナバル山といえば、
麓で穫れる新鮮な野菜と果物。


カカオ豆も、そして最近はアラビカコーヒーも
作っています。

 

アラビカコーヒーは気温がそれなりに高く、
標高もあるところでないと作れないそう。

 

マレーシアは赤道のすぐそばで
年間通して高温です。


しかし、標高が高いところとなるとかなり限られてきます。

 


そういう条件なら
4000m級のキナバル山の麓は
打ってつけということですね。


特に知られているコーヒー豆の産地は
”Ranau”ラナウというところで、
マレーシアのような気候では難しいと言われる
アラビカコーヒーを作っています。

そのアラビカ種の名前も

Sabarica(サバリカ)
Sabarica coffee


一種ブランド化してます。

 

 


マレーシアのアラビカ種の豆については、

悲しい歴史があります。

昔、虫にやられて一度ほぼ全滅したとのことです。

 

もともとアラビカ種は虫やカビに
とても弱い品種なのだそうです。

 


それでも世界中に出回っているのは
アラビカ種が圧倒的に多いですが、
コーヒーってとても手のかかる
甘えん坊な植物なようです。

 



実際、西マレーシア(マレー半島)側では
アラビカ種はほとんど作られておらず、
別のリベリカ種が作られています。


リベリカ種は、標高がさほどなくても、
育てられると言われています。

 

とはいえ、このリベリカ種の豆の生産量は
世界で出回るコーヒー豆の数パーセントしか
ありません。

これもまた希少価値のあるコーヒーです。

 

このリベリカ種については
また別の機会に述べますね。

 



このサバ州産のアラビカ種の豆、

もちろん購入し、すでにいただきました。

 

香り高くて少し酸味があって、さっぱりした感じです。

 

生産者さんたちも一生懸命作って、
一生懸命売っています。

 

こういったコーヒーを作る人たちの努力が実って、

ようやく復活しつつあるんですね。




コーヒー産出国というと、
アジアではベトナムやラオス、インドネシアが
よく知られていますが、
機会があったらマレーシア産のコーヒーも
ぜひ試してみて下さい。

 



ここまで読んできただきありがとうございました!

こんにちは!
マレーシアから
Moppeppe3です!

 

二女の学校が79日から821日まで
夏の長期休暇でしたので、
その間、3週間ほど、
東マレーシアのサバ州・コタキナバルと

そのコタキナバルから飛行機で30分ほど
西に行った小さな島、

ラブアン島を訪れてきました。

 

Malaysia Map KK

今回はこの旅行で初めに行ったコタキナバルについて。

 


コタキナバルはクアラルンプールから飛行機で
3時間近く。

日本列島縦断より距離長いです。

そう考えるとマレーシアって大きいと感じてしまします。

 

コタキナバルは、フィリピンの南にあるボルネオ島にある
サバ州の州都です。

 




ところで、このボルネオ島、国が
3つあるんですよね。

 

一つは、マレーシア。

サバ州とサラワク州が存在します。

この二つの州と先に述べたラブアン島を含め、
「東マレーシア」と呼びます。

 

二つ目はブルネイ。

英語では「ブルナイ」と発音します。

あの例のハンサムなプリンスと、石油で有名な国ですね。

 

もう一つはインドネシア。

カリマンタン州があります。

時にはこのボルネオ島、カリマンタン島とも呼ばれます。

カリマンタン州の占有率が高いです。

 

ただ、公平を期すため(私の心の中では)、
私はボルネオ島と呼びます。

マレーシアの人たちもボルネオと呼んでいるようですよ。

 

ところで、このコタキナバル、
アルファベットではKota Kinabauと綴り、
コタとキナバルに分かれます。

 

戦後、イギリスの統治下にあった頃は、
ジェセルトン【Jesselton】という地名だったそうです。

ある時を境に、イギリスが付けた町の名前が
次々にローカルの言葉に替えられたと聞きました。

 

現在私が知っている限りでは、
英名が今でも使われている地名は、
ペナン島にあるジョージタウン【George Town
そして、ネグリスンビラン州にある

ポートディクソン【Port Dickson】の二つです。


Kotaはマレー語で市【City】の意味です。

ちなみにKotaが付くところは
マレーシアの中でもいつくかあり、
マレー半島にあるクランタン州の州都、
Kota Bahru(コタバハル)はその一つです。

 

このコタキナバルがあるサバ州には、
東南アジアで最も標高があるとされる
キナバル山(4095m)があります。

富士山より高いんですね。

ただ、今回の旅行ではすっきりと晴れる日がなく、
残念ながらキナバル山の写真を撮ることは
できませんでした。

綺麗に見えるときはこんな感じ。

 
dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay
dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay

コタキナバルは、南シナ海の美しい海に
面していて、新鮮な魚介類が豊富です。

コタキナバルで魚介類を食べないわけには
いきません。

日本とマレーシアの行き来がより簡単になれば、
この美しい自然に囲まれたサバ州、コタキナバル、
ぜひ訪れて欲しいです。

今はまだコロナ禍の影響を引きずっていて、
日本との直行便はなく、東京・成田羽田、もしくは
関西からマレーシアの首都クアラルンプールへ飛んで
コタキナバル行きの国内線に乗り換えるのが
一般的でしょう。

 

今回はコタキナバルを簡単にご紹介しました。

次回はこのコタキナバルとサバ州、
もう少し詳しく述べてみたいと思います。


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