日本を離れて20年以上。
マレーシア在住の私Moppeppe3(もっぺっぺさん)が、
マレーシア・アメリカ合衆国・UAE(アラブ首長国連邦)に住んで経験したこと、
日本に住んでいる皆さんにはあまり知られていないことを面白おかしく、
でも時には真面目にお伝えしていきたいと思います。

コタキナバル

こんにちは!

今日は若干涼しいマレーシアから
Moppeppe3です!

 

前回同様、今回もコタキナバルとサバ州。

 

この地はマレーシアの中でも、
私の最も好きな場所の一つです。

 

今回は、サバ州にある、東南アジアで
最も標高の高いと言われる
キナバル山周辺について。

 

dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay
dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay

マレーシアは熱帯雨林に囲まれています。

 

なので、当然暑いですよね。

 

でも高い山があると当然涼しいところも
あります。

7月に行ったコタキナバルでも、
このキナバル山の延長にある高地があります。


もちろん、行ってきましたよ。

 


政府直轄地のラブアン島から

コタキナバルに移り住んで2年という
中華系マレーシア人の友人に連れられて
行ったのが、
ココルヒル【Bukit Kokol】と呼ばれる丘の上の
Kokol Haven Resort


正直、ちょっとお高いです。

でも、
宿泊客でなくとも、十分楽しめます。

 

宿泊しなければ、
一人
10リンギット(約250円)払って
中に入れます。

 


きれいに手入れされた庭を歩いたり、

花や景色の写真を撮ったり。

 


あいにくの天気ではあったのですが、
雨雲から垣間見る庭からの南シナ海と

コタキナバルの町の景色は、最高でした。

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Bukit Kokolから見下ろすコタキナバルの町


そして、その入場料には飲み物が

含まれています。


中のレストラン兼コーヒーショップで
注文します。

 

雨に降られて、そして風に吹かれて、
冷め切った体に温かいラテコーヒーは
最高でした。

 

天気が良ければまた違ったコタキナバルの
町の顔が見られたのかもしれませんが、

雨でも十分楽しめました。
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庭は濃霧に覆われていました

次は宿泊客として再度行きたいくらいです。



また、ウェディングもできますよ。

海外挙式を希望される方、
お勧めです!

 


 

そして、キナバル山といえば、
麓で穫れる新鮮な野菜と果物。


カカオ豆も、そして最近はアラビカコーヒーも
作っています。

 

アラビカコーヒーは気温がそれなりに高く、
標高もあるところでないと作れないそう。

 

マレーシアは赤道のすぐそばで
年間通して高温です。


しかし、標高が高いところとなるとかなり限られてきます。

 


そういう条件なら
4000m級のキナバル山の麓は
打ってつけということですね。


特に知られているコーヒー豆の産地は
”Ranau”ラナウというところで、
マレーシアのような気候では難しいと言われる
アラビカコーヒーを作っています。

そのアラビカ種の名前も

Sabarica(サバリカ)
Sabarica coffee


一種ブランド化してます。

 

 


マレーシアのアラビカ種の豆については、

悲しい歴史があります。

昔、虫にやられて一度ほぼ全滅したとのことです。

 

もともとアラビカ種は虫やカビに
とても弱い品種なのだそうです。

 


それでも世界中に出回っているのは
アラビカ種が圧倒的に多いですが、
コーヒーってとても手のかかる
甘えん坊な植物なようです。

 



実際、西マレーシア(マレー半島)側では
アラビカ種はほとんど作られておらず、
別のリベリカ種が作られています。


リベリカ種は、標高がさほどなくても、
育てられると言われています。

 

とはいえ、このリベリカ種の豆の生産量は
世界で出回るコーヒー豆の数パーセントしか
ありません。

これもまた希少価値のあるコーヒーです。

 

このリベリカ種については
また別の機会に述べますね。

 



このサバ州産のアラビカ種の豆、

もちろん購入し、すでにいただきました。

 

香り高くて少し酸味があって、さっぱりした感じです。

 

生産者さんたちも一生懸命作って、
一生懸命売っています。

 

こういったコーヒーを作る人たちの努力が実って、

ようやく復活しつつあるんですね。




コーヒー産出国というと、
アジアではベトナムやラオス、インドネシアが
よく知られていますが、
機会があったらマレーシア産のコーヒーも
ぜひ試してみて下さい。

 



ここまで読んできただきありがとうございました!

こんにちは!
マレーシアから
Moppeppe3です!

 

二女の学校が79日から821日まで
夏の長期休暇でしたので、
その間、3週間ほど、
東マレーシアのサバ州・コタキナバルと

そのコタキナバルから飛行機で30分ほど
西に行った小さな島、

ラブアン島を訪れてきました。

 

Malaysia Map KK

今回はこの旅行で初めに行ったコタキナバルについて。

 


コタキナバルはクアラルンプールから飛行機で
3時間近く。

日本列島縦断より距離長いです。

そう考えるとマレーシアって大きいと感じてしまします。

 

コタキナバルは、フィリピンの南にあるボルネオ島にある
サバ州の州都です。

 




ところで、このボルネオ島、国が
3つあるんですよね。

 

一つは、マレーシア。

サバ州とサラワク州が存在します。

この二つの州と先に述べたラブアン島を含め、
「東マレーシア」と呼びます。

 

二つ目はブルネイ。

英語では「ブルナイ」と発音します。

あの例のハンサムなプリンスと、石油で有名な国ですね。

 

もう一つはインドネシア。

カリマンタン州があります。

時にはこのボルネオ島、カリマンタン島とも呼ばれます。

カリマンタン州の占有率が高いです。

 

ただ、公平を期すため(私の心の中では)、
私はボルネオ島と呼びます。

マレーシアの人たちもボルネオと呼んでいるようですよ。

 

ところで、このコタキナバル、
アルファベットではKota Kinabauと綴り、
コタとキナバルに分かれます。

 

戦後、イギリスの統治下にあった頃は、
ジェセルトン【Jesselton】という地名だったそうです。

ある時を境に、イギリスが付けた町の名前が
次々にローカルの言葉に替えられたと聞きました。

 

現在私が知っている限りでは、
英名が今でも使われている地名は、
ペナン島にあるジョージタウン【George Town
そして、ネグリスンビラン州にある

ポートディクソン【Port Dickson】の二つです。


Kotaはマレー語で市【City】の意味です。

ちなみにKotaが付くところは
マレーシアの中でもいつくかあり、
マレー半島にあるクランタン州の州都、
Kota Bahru(コタバハル)はその一つです。

 

このコタキナバルがあるサバ州には、
東南アジアで最も標高があるとされる
キナバル山(4095m)があります。

富士山より高いんですね。

ただ、今回の旅行ではすっきりと晴れる日がなく、
残念ながらキナバル山の写真を撮ることは
できませんでした。

綺麗に見えるときはこんな感じ。

 
dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay
dawn-Image by Kate Baucherel from Pixabay

コタキナバルは、南シナ海の美しい海に
面していて、新鮮な魚介類が豊富です。

コタキナバルで魚介類を食べないわけには
いきません。

日本とマレーシアの行き来がより簡単になれば、
この美しい自然に囲まれたサバ州、コタキナバル、
ぜひ訪れて欲しいです。

今はまだコロナ禍の影響を引きずっていて、
日本との直行便はなく、東京・成田羽田、もしくは
関西からマレーシアの首都クアラルンプールへ飛んで
コタキナバル行きの国内線に乗り換えるのが
一般的でしょう。

 

今回はコタキナバルを簡単にご紹介しました。

次回はこのコタキナバルとサバ州、
もう少し詳しく述べてみたいと思います。


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