日本を離れて20年以上。
マレーシア在住の私Moppeppe3(もっぺっぺさん)が、
マレーシア・アメリカ合衆国・UAE(アラブ首長国連邦)に住んで経験したこと、
日本に住んでいる皆さんにはあまり知られていないことを面白おかしく、
でも時には真面目にお伝えしていきたいと思います。

こんにちは!

まだまだ暑いマレーシアから
Moppeppe3です!


実は最近、歯の治療をしました。

tooth-Image by Memed_Nurrohmad from Pixabay
tooth-Image by Memed_Nurrohmad from Pixabay


基本的にはマレーシアの医療のレベルは
日本とさほど変わらないですよ。

とても緊張しましたけど。


これまでも、何度か同じところを
日本と、過去に住んでいたUAEの歯医者さんに
治療してもらっていたのですが、

とうとう残念なことに、
一度抜歯して、ブリッジを付けることになりました。

 
う~ん、悔しい......




差し歯、ブリッジ、インプラント

 

今はいろんな治療法があり、選択肢も広がります。



お値段の広がりもありますが
……

 

それでも、まだ自分の歯を使って噛めることは

喜ばしいことと思っています。

 



ところで、私ももう良い年なんでしょうね。

歯の治療をするときに、これまで麻酔をしていただいて、

麻酔が切れても、もうすでに結構痛みが引いていたのですが、

今回は、麻酔が切れた後の痛みが何日も続いてしまいました。

 

痛み止めが4日間、手離せませんでした。


イブプロフェンを飲んでいたのですが、

一度収まっても、朝早く痛みで目を覚まし、

夕方耐えかねて飲む、といった感じでした。

 

でも、歯のあたりの痛みではあるものの
歯の痛みではないんですよね。

 

いろいろと調べてみると、
治療の時に、神経が過敏になってしまったようです。

 

もちろん、素人が勝手に判断してはいけないのでしょうけど、

記事を読めば読むほどそうとしか言いようがない。

 

そこで、歯の痛みを抑えるツボというのを
大阪の真摯会という
医療法人の歯医者さんの
ウェブサイト
で見つけました。

こちらの歯医者さん、痛みや治療法について
ものすごく詳しい内容を分かりやすく説明してます!





少し半信半疑ではあったのですが、

そのツボを刺激してみました。

特に手にあるツボを押しました。

というのも、手だと比較的簡単に自分で押せるからです。

 

効果ありました。

 

顔の痛み、特に目の奥、口まわりや頬のあたりに、
痛みや不快感がある場合、

とりあえずやってみるのもいいかもしれません。

 

そのツボ、ご紹介しますね。



合谷
             合谷(ごうこく)





歯痛点
            歯痛点(しううてん)





商陽
            商陽(しょうよう)



手のツボはいつでもどこでも気軽に押せていいですね。

手以外のツボもあります。

参考にどうぞ。

 



私の場合、今回の歯の治療のときに起きた痛みが

引き金になって神経を興奮させたのかなあ・・・・
などとも
思っています。

 

痛みを我慢するのは良くないそうですよ。

不定愁訴、ひいては鬱につながる可能性だってあるそうです。

確かに痛み止めを続けて飲むのはよくありません。

薬は解毒をしてくれる肝臓や

体の老廃物を体外に排出してくれる役割を果たす腎臓に

負担をかけてしまうそうです。

 

でも、いろんなメリットデメリットを考えてから、

思い切って痛み止めを使うのも
ありでしょう。


歯の痛みといえばこれ!ロングセラー商品!



飲み薬であれば定番のこれ!



ただ、痛みがあるのは、基本的には必ず何かが潜んでいると

思った方がいいとも言われています。



どうしても、すぐにお医者さんに行けない場合のつなぎということで、
痛み止めを使ったり、ツボ押ししたりするのもいいでしょう。

しかし、明らかに歯が痛いのであれば、
虫歯の治療をするためにも、
歯医者さんに行かなければなりません。



また、体の痛みが何日も引かない、
あるいは徐々に強くなっていく
というようなことなら、

必ずお医者さんに行って診てもらい、

根本的な治療を受けるようにしてくださいね。


今回はこちらの薬屋さんの歯の痛み止めを
もしものためにご紹介しました。

もしも......なんて本当はない方がいいんですけどね。

今回も読んでくださり、ありがとうございました。

こんにちは!

マレーシアからMoppeppe3です。



japan-Image by Katherine_Lawrence from Pixabay
 
japan-Image by Katherine_Lawrence from Pixabay


日本では、電車(列車)は、
移動手段としては欠かせませんね。


通勤・通学、旅行。

 

一度にたくさんの車両をつないで、

何百人、ひょっとしたら千人くらいもの
乗客を乗せて
走ってますね。

 

 

マレーシアにも電車が走っています。

まあ、日本ほど「網羅している」という感じではありませんが、

通勤・通学で利用する人は結構います。

 

私も、滅多にないことではありますが、

娘とクアラルンプールのショッピングモールに行く機会があり、

電車を利用しました。

 

 


そのときに乗ったのは、マレーシアのマレー半島の北から南までを

走っているKTMという会社の通勤電車。

 


通勤電車は英語では“
commuter train”。

 


乗った時はもうラッシュアワーは終わっていました。

 

 

電車の速さは、結構ゆっくりめ。

 


夫の話によると、

イギリスの統治下にあったころに作られた鉄道だそうで、

結構くねくねとしています。

 

 

私たちが乗ったのは、

KTM スレンバン駅 ”KTM Seremban Station

KTM Seremban Station Board



マレー語で「駅」は、“
stesen keretapi


“stesen”(ステセン)は”station”


keretapi”(クルタピ)は“kereta”(クルタ)と

api“(アピ)が合わさった言葉です。

 

“kereta”は「車」。


“a
pi”は「火」。

 


中国語で汽車、列車は「火車」。


マレー語の列車は中国語から来ています。

 



そういえば、日本語では駅は“
station”と習いますよね。


でも実際、
”station”というのは、

「ことを機能させるために存在している場所や位置」と

いった感じで、列車の停留するところという意味だけでは

使われていません。

 


train station”といった方が良さそうです。

 

ガソリンスタンドは“gas station”とか

“petrol station”と言います。

 

テレビ局は“TV station”なんて言いますよね。

 

 


話はそれてしまいましたが、こちらマレーシアでは、

もっぱら自家用車派が多いです。

 


それでも一定数列車の利用者はいます。

 
なければ困る存在ではあります。

 

 

そういえば、プラットホームにこんなQRコード。


KTM QR code on the platform


次の列車は何分後に来るかを表示してくれますが、

その情報は自分の携帯で得てくれってこと。

 


秘密にすべきことでもないので、

プラットホームの上で表示してくれてもいいじゃない!

とは思うのですが・……

Screenshot_20230413-083741

QRコードをスキャンしたら時刻表が出てきました。

このサービスは正直便利とは言えない(苦笑)

 


電車が来たので乗りました。


結構カラフルでしょ。

KTM first car



私たちが乗ったのは女性専用の車両。

Coach for women

Mid Vally ショッピングモールまで乗りました。




意外と乗り心地は悪くありません。

Interior of train



Seat space
足元が結構ゆったりしてます。


ただ、冷房効きすぎ。


人も少ないので、更に寒く感じました。

 



あと、車内での決まりごとがあります。

 

Rules in the coach

左側から、

  • 禁煙
  • 飲食禁止
  • チューイングガム貼り付け禁止
    (但し英語では「チューイングガム」としか書かれていない......)
  • みだらな行為禁止(イチャイチャ禁止?)
  • 危険物持ち込み禁止
  • 動物持ち込み禁止

イスラム教の国らしいものもありますね。

 

日本って列車内での飲食ってどうでしたっけ?

 

マレーシアでは全く禁止です。

 


携帯は禁止ではなさそうです。
 


 


ちなみに、隣国シンガポールでは、チューイングガムは


国内に持ち込むのも禁止です。

 

以前、まだチューイングガムが違法でなかったころ、

噛み尽くしたチューイングガムを
LRTのドアに付ける人が
いて、

駅に入った電車のドアが開かずに乗降できない乗客が

後を絶たない時期があったそうです。

 


そこで、シンガポール政府は国中のチューイングガムの存在を

消してしまいました。


 

当たり前といえば当たり前なので、

禁止する法律がないとできない、というのも

ちょっと問題だとは思いますが、

シンガポールに行く予定があるときは
気を付けてくださいね。

 

この電車の中でも
チューイングガムについて特記されているのも
似たような事情を抱えているのかもしれませんね。

  


鉄道は結構田舎を走っています。



Jungle along the train track
 

ジャングルを切り開いたところを縫って

走っている感じです。


Developped land along the train track 2


developped land along the train track

 


クアラルンプールが近くになるにつれて、

景色も変わっていきます。


Near the city


電車で走るマレーシアも、なかなかいいですよ。


マレーシアと日本との間は、
成田、羽田、関西から直行便が出ています。

時間としては、約8時間。

ぜひ訪れてみてください~

こんにちは!



今日もマレーシアの断食月ラマダン明けのお祭り

Hari Raya Aidilfitri(ハリラヤ アイディルフィトリ)】

について。

 

 

ラマダンの月が終わった最初の週くらいは、

みなさんそれぞれの家庭でお祝いしているみたいです。

 

しばらくたつと、週末やほかの祝祭日を利用して、

たくさんの人を自宅に招いて食べ物を振舞う

Hari Raya Open-house”なるものを開きます。


Hari Raya 2023-1
夫の友人宅でのハリラヤオープンハウスの食卓
 

 

皆さんほとんど自宅で料理を作るようです。

 

結構ご主人も料理に加担する、という家庭は多いです。

 

このお祭りのときだけでなく、

普段もご主人も料理をするという家庭は普通に存在します。

 

ここマレーシアでも、女性が外で働くのはもう当然のようです。

 

実際女性の管理職も多いですよ。

 

そして、招待客はというと、

それぞれの家庭のメンバーのお友達、つまり、ご主人、

奥さんの友達や仕事の同僚や取引先、子供さんの友達、

そしてご近所……

 

招待された側も基本的に家族で行くため、

物凄い人数だと思います。

 

先日私たちも、うちのご近所、夫の取引先、

そして夫の学生時代の友人宅に招待されました。

 

各家庭で出されるメニューはほぼ同じですが、

やはりそれぞれの家庭で違った材料が使われたり、

違う味が出ていたりするので、同じ料理とは思えません。

 

「えっ?またご招待・・・?」

と言いつつも、どこの家庭の料理もおいしいし、

食べ物は飽きないし、・・・・・・

 

雰囲気としては、日本のお正月のような感じ。

ただもっと賑やか。

 

招待されるときは、お宅へ伺うこともあり、

あちらから時間を指定されます。

 

その時間は、家族の誰とのつながりかによって、

あるいは招待客が互いに知り合いかどうかを

考慮して決められるので、誰が来るのか、
知らない人がいないか、などを気にする必要もありません。

 

そのお宅に伺うと、まるで同窓会のようになったりもします。

 

実際、3日前にお邪魔したお宅、

ご主人が夫のセカンダリースクール(中学・高校)の同級生で、

夫の他の同級生も同じ時間に招待されていたため、

まるで同窓会のようでした。

 

学生時代の話で大盛り上がりでした。

 

そして、そのお邪魔したお宅の料理。

 

素晴らしかったです。

 

味も盛り付けも。

 

日本ではあまりなじみのない、

でもこちらではお祭りの時には欠かせないケーキがあります。

 

Kuih Lapis(クエ・ラピス)と呼ばれるレイヤーケーキです。

Hari Raya 2023-2
 Kuih Lapis (クエ・ラピス)



色的には結構ドぎつい感もありますが、味は格別でした。

 

こちらの人たちは、食べ物でもカラフルなものが好きです。

 

物凄く手間暇のかかるケーキです。

 

あ、バウムクーヘンと似てますね。

 

バウムクーヘンは丸いですが、こちらは四角で色鮮やか。

 

ケーキの種を作り、いくつかに色付けして分け、

ケーキ型に種を少し流し込んだらオーブンや窯で焼き、

焼けたらまた違う色の種を少し流し込んで焼いて・・・・・・

を繰り返して、何層も何層も作っていくやり方。

 

もともとはこういったお祭りでは、各家庭でいろんなクッキーや

ケーキを焼いて、招待客に振舞うのが普通です。

そういえば、私の義母も春節のとき(うちは中華系ですので、

ものすごい数の種類のお菓子を焼いていました。

 

マレーの人たちも同じのようです。

 

奥さんが義母や実母からレシピをもらい、

毎年作るという家庭も多いです。

 

 

ケーキの話に戻りますが、

先にも述べた通り手間暇がかかるので

家庭で作るところは今は少なくなってしまい

お店でよく売られるようになりました。

 

もともと味も、それぞれの層で違う味だったらしいですが、

今は色だけが違う手抜きのものがほとんどとのこと。

 

でもここでいただいたレイヤーケーキのクエ・ラピス、

奥様の手作りでした。

 

食べ物もケーキも大満足の味でした。

 

ごちそうさま!

 

こんにちは!

 

うだるような暑さの続くマレーシアから

Moppeppeさんです。

 

 

前回はラマダンという断食月に出て来る

パサール・ラマダン“Pasar Ramadahn”の
話をしました。

 

そして、いよいよ4月24日、ラマダンの月が終了し、

それと同時に断食も終了しました。

 

断食の月ラマダンが終わったら、
次の月は
”Shawal(シャワル)という名の月が
やってきます。

 

シャワル月2-3日めまでは
日本の正月3が日のようにお休みになり、
皆さん家庭でごちそうを作ってお祝いします。

 

日本のお正月のおせち同様、
このお祭りのために毎年作って
家族で食べる料理は家庭によって様々です。

 

ただ、どこの家庭でも共通の料理もあります。

 

竹の筒の中にココナッツミルクに浸した
もち米を入れて直火で蒸し焼きをする
Leman(ルマン)



ココナッツの葉をうまく編み込んでうるち米を入れてゆでる

Ketupat(クトゥパット)


ketupat-7939481_640

Ketupat Image by hartono subagio from Pixabay 

牛肉または骨付きの鳥を
スパイスと軽くトーストしたココナッツフレークを
コトコトと長時間煮込んだ
Rendang(ルンダン)

こういった料理は、お祝いのときのメニューには欠かせません。
結婚式にも出る料理です。

 

ルンダンについては、レトルトで売っているようですね。
マレーシアでも人気のブランドのものご紹介します!


 

スイーツだったり、煮込み料理だったり。
テーブルの上には何種類もの料理が並びます。

 

ただ、うちはイスラム教徒ではないので
そのお祝いはしませんが、
ご近所の方がおすそ分けしてくださいます。


ラマダン明け料理 おすそ分け

ご近所からいただいた料理

上段左から

ルマク・マサク

(ココナッツミルクとターメリックベースの
野菜を煮込んだもの)

サンバル・トゥミス(プレーンの唐辛子ペースト)

下段左から
ルマン、クトゥパット、ビーフルンダン


それから、日本の年賀状と同じく、
おめでとうの言葉をカードで送ったりもします。

 

ただ、最近はEカードが主流で、
私もおめでとうの言葉を送るために
とてもシンプルですが、作りました。

Eid Mubarak 2023


 

イスラム教徒同士でやり取りはもちろん、
私たちのようなイスラム教徒でない人たちが
イスラム教徒に向けて挨拶することもします。

 

マレー語では

Selamat Hari Raya Aidilfitri
(スラマット ハリ ラヤ アイディルフィトゥリ)


というのが通常の挨拶ですが、口頭では


Selamat Hari Raya


と、省略した言い方もよくされます。

 

最近はアラビア語で言うのが流行りなようです。


アルファベットやアラビア語で


Eid Mubarak 

عيد مبارك

(いずれもイード ムバラク)

 

と、言ったり書いたりしているのをよく目にします。


辛い昼間の断食をひと月続けた後の大きなお祭り。

ひと月くらいはお祝いのパーティーが
あちらこちらで行われます。


こんにちは!

 

 

 

年中夏真っ盛りのマレーシアから

 

 

 

Moppeppe3です。

 

 

 

 

こちらマレーシアでは、イスラム教の断食月
「ラマダン“
Ramadan”」が始まりました。



ramadan-Image by chiplanay from Pixabay
Image by chiplanay from Pixabay 
 


今年2023年のラマダンの初日は、3月22日でした。

カレンダー上では3月23日だったのですが、
実際月の様子を観察して
マレーシアでは
3月22日午後8時からとなったようです。

 

 

「ラマダン」とはイスラムの暦にある月の一つ。

 

今は日本では1月、2月と数字で月を表しますが、

昔は「睦月」「如月」「弥生」……と言っていましたね。

 

イスラム教の暦はいまもそんな呼び方です。

 

そんな中の一つが「ラマダン」です。

 

イスラム教徒たちは、「ラマダン」という名前の月

ほぼひと月を使って断食します。

 

ところで今年は西暦2023年。

 

日本の皇紀で言えば令和5年。

 

イスラム歴では1444年なのだそうです。

 

 

 

ラマダンに断食するのはなぜ?

そのまえに、イスラム教徒が行う断食とは....?

このラマダン1日から30日まで、
イスラム教徒は断食を行います。

と言っても、断食、つまり飲み食いを一切しないのは
日の出から日の入りまでです。

日の入りの頃、一日5回あるうちの4回目の
お祈りの時間がやってきます。

そのお祈りが終わると
Buka Puasa/Breakfast というその日の断食後
初めての食事の機会がやってきます。

 

なぜ断食をするのかですが、
イスラムのコーランという経典の中では
多くのことがより詳しくは書かれていますが、

一般的なこととしては、
神様の下では誰もみな生きていることや
食べ物があることに感謝をする。


ラマダンという月は、食べられない辛さも経験し、
裕福であろうとも貧しくあろうとも
皆で食べ物を分け合って幸せを感じましょう。

そのためにもいつもより静かに落ち着いて
生活しましょう。

 

といったことがよく言われます。

 


ラマダンは聖なる月と呼ばれます。

昔は、戦争や内紛がしょっちゅう起こっていましたが、
その間は敵対している者同士も戦いを止めて
静かに過ごしましょう、
ということが言われていました。

 


私が覚えているのは、以前は
PLO【パレスチナ解放機構】とイスラエルの間で
内戦が何年も起きていましたが、ラマダンの月だけは
戦いを一時休戦していたということです。

 


確かに、中東でいろんな戦争が起こっていて、
欧米の国が介入していても、ラマダンの月だけは
イスラム教徒の気持ちを考えて開戦を避けたり
休戦したりしていたと思います。

 


しかしながら、2014年のイスラエルと
パレスチナの内戦においては、
ラマダン中にイスラエルがパレスチナ自治区を襲い、
多大なる数の人々が犠牲になったことがありました。


その頃あたりから、ラマダンなど関係なしに
戦いが続いているように思います。

 


ラマダンであろうがなかろうが、
戦いはあってはいけないことではあります。

 



ラマダン中は、世界中のイスラム教徒は
より祈りを強めると言われます。

 


そういう人々の平和の祈り、
そして私たちの平和の願い、
ぜひかなってほしいものです。

 

mountains-Image by Giani Pralea from Pixabay
Image by Giani Pralea from Pixabay 




マレーシアのラマダンの風物詩


ところで、マレーシアのラマダンと言えば
……

 


一つ面白いものをご紹介したいと思います。

 

このラマダンという月にだけ出没する
露店があります。

 


名前を“Pasar Ramadhan(パサール・ラマダン)”
といいます。

 

イスラム教徒の人たちが広場で店を広げ、
自分たちで作った食べ物を売り、
それで得た収入をラマダン明けのお祭り

Hari Raya Aidilfitri(ハリラヤ・アイディルフィトリ)【マレー語】
Eid Al Fitrイード・アル=フィトル【アラビア語】

 

に向けて、家のインテリアを変えたり、
食べ物を大量に作ってご近所や
友人たちに振舞えるようにお金を稼ぐのです。

 



今回、私も娘そのパサール・ラマダンに
行く機会がありましたので、
ちょっとご紹介したいと思います。


ただ、食べ物は普通のご家庭で作られたもの。

 


正直、レストランほどの衛生面の良さはないので、
基本自己責任で購入して食べてくださいとのこと。

 


もちろん、ここでは誰でも売っていいわけではなく、
きちんとお役所に申請して許可を取る必要があります。


皆さん作って売ればお金が入るので、
お店を出す許可証をもらうのは
結構な競争率なのです。

 

WhatsApp Image 2023-03-29 at 19.58.33 Pasar Ramadan Nooldles
麺類やドーナツのお店 

 



WhatsApp Image 2023-03-29 at 19.58.32
トレンガヌ地方特産 ”Nasi Kerabu”「ナシ・クラブ」



今回、私たちが買ったのは、

  • さつまいものドーナツ
  • ”Nasi Kerabu”「ナシ・クラブ」
  • インディアンのパラタというパンで
    ひき肉を包んだ”Murtabak”「ムルタバック」
  • アラブのスイーツ”Konafa”「コナファ」
  • 魚のすり身を葉で巻いて焼いた
    ”Otak-Otak”「オタク・オタク」
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左から反時計回りに
さつまいものドーナツ
オタク・オタク
チュチュール・ウダン(エビのかき揚げ)
ムルタバック・ダギン・ランブ(ビーフ)



 

普段なかなか見つからない、
様々な種類の食べ物がこのパサール・ラマダン
この1か所で簡単に見つけられます。



Screenshot 2023-04-03 214727
 コナファ(アラブのスイーツ)



またお店の人との触れ合いもあり、
楽しかったですよ。

 



またもうしばらくしてから
行ってみようと思います。

 

ただ、ラマダン月の終わりに近づくと、
ある程度稼いた人たちは
お店を畳んでいくので、
あまり遅くならないうちに
もう一度行こうと思います。

 

ここまで読んでくださり
ありがとうございました。

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